リサ・ラーソン出張買取

東京都世田谷区にお住いのお客様のご依頼でリサラーソンのユニークピース(1点もの)を出張買取にてお売りいただきました。こちらの作品は彼女がグスタフスベリ社のデザイナーとして働いていて、世界的にまだ無名であった1960年代から70年代頃の作品になります。この度はかわいくて貴重な作品をお売りいただきまして、誠にありがとうございます。
その他にも1960年代から80年代の洋書のアートブック、硯・墨・筆などの書道具、万年筆(パイロット、丸善)、アフリカ民芸(仮面・置物)など様々なジャンルのお品物をお譲り頂きました。買取合計金額15万円ほどにて買い取りいたしました。
ご不要になったリサ・ラーソンなどの古いオブジェ、置物、インテリア北欧雑貨などがありましたら、処分する前にお気軽に当店にお問い合わせください。1点1点丁寧に拝見し、高価買取いたします。
リサ・ラーソンのヒストリー
1. 生い立ちと学び
- 1931年 スウェーデン・スモーランド地方のハールンダ出身。
- 若い頃から美術や造形に関心を持ち、**ヨーテボリ美術大学(現 HDK)**で陶芸を学びました。
2. グスタフスベリ社での活躍
- 1954年 スウェーデンの名門陶器メーカー グスタフスベリ(Gustavsberg)社に入社。
- 巨匠スティグ・リンドベリに才能を見出され、デザイナーとして活躍を始めます。
- 1950~1970年代にかけて、数々の人気シリーズを発表。
- 「アフリカ」シリーズ(ライオンなど動物モチーフ)
- 「子ども」シリーズ(愛らしい子どもの置物)
- 「アダムとイブ」シリーズ(人間をユーモラスに表現)
この時代の作品は、北欧モダンデザインの黄金期を象徴する存在となりました。
3. 独立とフリー活動
- 1979年 グスタフスベリ社を退社。
- その後はフリーランスのデザイナーとして活動し、国内外のメーカーとコラボレーション。
- 日本の企業とも縁が深く、波佐見焼や益子焼の作家と共同制作を行ったこともあります。
4. ケラミック・ストゥディオン設立
- 1992年 スウェーデンに**「ケラミック・ストゥディオン(Keramik Studion)」**を設立。
- 職人たちと共に、リサ・ラーソンの人気作品を復刻・新作制作。
- 代表作「ライオン」「マイキー(猫)」などはこの時代に再注目され、日本をはじめ世界で人気を博しました。
5. 日本との深い関わり
- 2000年代以降、日本でリサ・ラーソンのブームが再燃。
- 雑誌や北欧インテリア特集で紹介され、陶器作品だけでなく、マイキーをモチーフにした雑貨やテキスタイルも展開。
- 日本の出版社やブランドと数多くのコラボレーションを行っています。
まとめ
リサ・ラーソンは
- 1950~70年代:グスタフスベリ社で名作を生み、北欧デザインの象徴に
- 1980年代以降:フリー活動で国際的に活躍
- 1990年代以降:自らの工房で作品を継続制作、日本を中心に世界的人気へ
という流れで、現在も北欧デザインといえば必ず名前が挙がる存在です。
古道具屋ひねもす道具店ではリサ・ラーソンの置物だけでなく、お店で展示販売できないようなものでも国内・海外にて需要のあるものでしたら積極的にお取り扱いしております。
書道具、掛軸、お茶道具、仏教美術、古いお酒、甲冑、楽器、オーディオ、鉄道模型、ブランド品、引き出物などは店頭にはあまり展示してありませんが、高価買取可能なお品物になります。
当店が買取したお品物の行く先はお店での小売販売だけでなく、業者市場、海外輸出、美術品オークション、ネットオークションなどがあり、お譲り頂いた様々なお品物を廃棄することなく国内外へ橋渡しできます。
遺品整理や実家の片付け、リフォームなどでご不要になった古いものがありましたら、お気軽にご相談ください。出張買取または店頭買取にお売りいただけます。遠方のご実家への出張買取などもしておりますのでお声がけください。(お品物の内容によってはお伺いできない場合もございます。)