昭和の北海道土産買取強化中!

古道具屋ひねもす道具店では現在、戦前、昭和初期から昭和40年代ごろまでの北海道のお土産品(工芸品、民芸品)の買取を強化中です。

北海道の工芸品の中でも当時の作家物の木彫りの熊アイヌ文様の木彫作品などは特に高価買取が期待できます。

ご不要になった古い北海道のお土産品(工芸品、民芸品)がありましたら当店にお気軽にご相談ください。

ここでは戦前から昭和の中ごろ(大正期〜1960年代頃)にかけて北海道で土産として流通した工芸品・民芸品を整理してみますね。


戦前〜昭和中ごろの北海道土産(工芸品・民芸品)

① アイヌ工芸品

北海道らしさを象徴する土産物として、観光地や博覧会で広まったもの。

  • 木彫品
    ・熊やフクロウ、シャチ、魚などをモチーフにした置物
    ・木彫の杯、匙、盆、煙草入れ
  • 刺繍・織物
    ・アットゥシ(樹皮布)、木綿布にアイヌ文様を施した袋物や小物
    ・テーブルセンター、ランナーなど観光客向けに洋風アレンジされた布製品
  • 装身具
    ・螺鈿や銀細工を用いたアイヌ文様のブローチやペンダント
    ・木彫りや骨角を使った根付

② 木彫り熊(熊彫)

  • 発祥:大正期、徳川義親侯がスイスから持ち帰った木彫熊を八雲の農民に作らせたのが始まり。
  • 特徴
    ・鮭をくわえた熊、立ち熊、丸太を抱えた熊など多様な型が登場。
    ・戦前〜昭和30年代にかけて「北海道土産の代名詞」として全国的に有名に。
  • 産地:八雲(発祥地)、旭川、登別など観光地で量産。

③ 木工・工芸品(観光用の小物)

  • 木製の小物
    ・アイヌ文様や熊彫を施した灰皿、ペーパーナイフ、栓抜き、飾り皿
  • こけし・人形
    東北ほど古くはないが、昭和期には北海道観光地で「北海道こけし」と称した観光こけしが作られた。
  • 角細工・骨細工
    エゾシカの角を利用したナイフの柄、飾り物、根付。

④ 自然素材を使った土産

  • ラベンダー製品(戦後以降)
    香り袋や押し花細工。昭和30年代から富良野のラベンダーが観光土産として広がる。
  • エゾマツやカラマツを使った木工細工
    小箱やオルゴール的な民芸的玩具。

⑤ 観光記念的工芸品

  • 絵葉書や写真帖(豪華装丁のアルバム型も工芸扱い)
  • 記念プレート、陶製の観光地名入り置物(昭和30年代以降増加)
  • 温泉地の土産工芸品(登別・定山渓などで販売された漆風の器、装飾品など)

まとめ

戦前〜昭和中ごろにかけての北海道の土産工芸品は、

  1. アイヌ工芸品(木彫・刺繍・装身具)
  2. 木彫り熊(北海道土産の代名詞)
  3. 木工小物・鹿角細工・観光人形
  4. 自然素材を活かした品(ラベンダー、樹木細工)

といった流れで、「北海道らしさ=熊・アイヌ文様・自然素材」を強調するものが主流でした。


東京都杉並区にある古道具屋ひねもす道具店の店主は戦前、昭和初期から昭和40年代ごろまでの北海道のお土産品に関して幅広い商品知識を持ち合わせています。

コワレていたり、ヨゴレがあったり、お客様が売れないと思っているものでも買取できるものがたくさんあります。出張買取、もしくは店頭買取にてお売りいただけます。

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